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切っ掛けがあればできるわけでもないけれど。
投稿者: : 2011/06/18
さて、あの花の話をしよう。超平和バスターズの話をしよう。
あの花の物語は、夏の獣こと、幼い頃に死んだはずのめんまがじんたんの前に姿を表すところから動き始める。願い事を叶えて、と彼女は言う。
めんまがじんたんの前に現れなかったら、みたいな”もし”をずっと考えている。そういう”もし”の中でのじんたんは、きっと僕らの似姿だろうと考える。
EDに流れるZONEの曲は丁度10年前のものなんだそうだ。10年前、僕はまだ小学生だった。小学生で、既に今の僕が抱える問題を内に秘めていたように思う。
そういうのはきっと誰もが一緒で何か、克服する以前に、向かい合うキッカケが無いまま今まで取り残されて、いつの間にか自分の形を決定づけているような、そういうものは誰もが抱えているんじゃないか。
じんたんや超平和バスターズのメンバーの前には、幸運にもめんまが現れた。自分たちの過ちで死んだ、死んだことで自分たちの過ちになった彼女が。そんな彼女が願い事を叶えて欲しいという。
残念だけど、僕の向きあう現実にはめんまは現れてくれなくて、あの頃を思い出すにはアルバムのページを捲るか、同窓会に出席するしかなく、でもそれは思い出をなぞるだけで、あの頃の気分や失敗をやり直させてはくれないだろう。
ところで、高三の頃の同窓会があるらしい。友達からのメールで知った。
高校時代には僕にだって、そりゃ青春とはいかないまでもそれなりに楽しかった幾つかの思い出がある。
行きたい、という訳でもなく返信もしていない。けれど、今があの頃と比べてより楽しいかだとか、あの頃答えを出せなかった問題に今なら答えられるかだとか、そういう考えてもしょうがないことに頭を巡らしながら、卒アルなんか開いてみたりしながら、高校時代に聴いていた曲をパソコンの中から発掘してみたりしながら、ため息をついてみたりする。どうしたものかな。
誘ってくれる人がいるなら同窓会は行ったほうがいいんじゃない?